電圧加算回路計算機

アナログ回路でよく行われる数学演算として\複数の電圧を加算する処理があります:

V_o= V₁+ V₂.. V_N.

これは以下の回路で簡単に実現できます.

図1. 抵抗加算回路図

抵抗回路は線形性を持つため\アナログ電圧加算回路は1つ以上の抵抗をノードで結合して構成されます. 重ね合わせの理により\出力は各入力電圧を抵抗ネットワークでスケーリングした値の和になります. すべての抵抗値が同じ場合\出力電圧は入力電圧の和をチャネル数で割った値になります.

この受動回路では各信号が減衰するため\実際にはオペアンプなどの能動素子で信号レベルを回復させるのが一般的です.

計算式:

V_o= sum( V_n×(Rp_n/(R_n+Rp_n)) for n=1 to N

Rp_nはR_n以外の抵抗の並列合成抵抗値

すべての抵抗値が同じ場合:

V_o= sum( V_n)/N for n=1 to N